タグ別アーカイブ: 大黒ギャラリーくわみつ

個展「喝采」について(2)

今日は、2つ目のステージについて書きます。
 
IMG_6034
 
こちらのステージは、これだけ。
台の上に白いドレスのキャンドルと、枯れゆく赤い牡丹が。
下には水たまりに群がる蝶々たちがいます。

 

moka-9

(photo by T.Nakanishi)
 
この白いキャンドルのタイトルも「喝采」です。
称賛を浴びている白い華々しい姿。
たくさんの想いや真心の中、美しく舞っています。
 
これは両方のステージに共通なのですが、『喝采』とは小さなエネルギーが集まって上に向かって沸き立つようなイメージを表現しました。

 

12895271_715308025273025_958493095_n

(photo by 藤介)
 
しかしその足元には、捨ててきたもの犠牲にしてきたものがあります。
落ちて枯れゆく牡丹はその象徴です。
 
そして足元の水たまりに群がる蝶々たち。
きれいで優雅に見える蝶々も地べたの汚い水を飲む、称賛の陰にいるものたちです。
 
12421850_715308008606360_743487713_n

(photo by 藤介)
 
このイメージは、2年前、バタフライパーク(温室に蝶を何羽も放している場所)に行った時のこと。
 
きれいな羽の蝶々たちが舞う中、下の方に真っ青に光る群れを見つけました。
写真を撮ろうと近づいたのですが、逃げることもなくコンクリートの道にたまった水たまりに群がっていました。
 
その姿がなんとも汚らわしくて嫌悪感を持ちました。
美しい羽で優雅に舞う蝶も、汚い水たまりの水を飲んでいる虫なんだなと感じたからです。
私が同時に感じた相反する感覚「憧れと嫌悪」は、一言でいうとエロティックなのだと思います。
 
これ、女性にわかるかなぁ。。。
私も女だけど(笑)
(注:個展のテーマとは関係ありませんw)
 

面白いことに、男性はこちらの「喝采」ステージでの滞在時間が長いのに対し、女性はもう片方のステージでの滞在時間が長いです。
女性の中には、こちらのステージは素通りする方もいらっしゃいます。

 

男性に言わせると白いドレスの「喝采」キャンドルも、すごくエロティックなのだそうです。
これはこれ以上言わないことにします(*’ω’*)
 
IMG_5994

 

個展「喝采」について(1)

個展ももう3日目が終わりました。
今回は、「喝采」というタイトル。
こちらのギャラリーは、つながってはいるけど2つの部屋があります。
そこで、2つの喝采を作ることにしました。

 
まずは、電気を消した1つ目の喝采ステージの写真から。

 
IMG_5971

 
今回は、点灯するものを多くしました。
1つ目の部屋では、素直に喝采を表現しようと思ったので、わぁっと盛り上がるような感じにしたいと。

 

 

中央にあるのは牡丹の花。
前回の個展は、狂おしい恋心がテーマだったので、白から赤に染まっていく大きなダリアの花でしたが、今回は牡丹です。

 
IMG_5949

 
あれは、タイトルも何も決めていないころのこと。

 
朝起きて、「ねむい~、今日もやらねば~~」と思って寝間着のまま…若干むくんだスッピンのまま…ボサボサ髪のまま…、要はとっても不細工な状態でトイレへ。
そのとき目に入った一輪の鮮やかな深紅の牡丹。(笑い話じゃないよ!)

 
その牡丹は見事に「咲き誇って」いました。
あふれる美しさが目に入るや否や、時間とともに萎れるであろう焦燥感が私にはすぐに浮かびましたが、そんなことを微塵も感じていないように、その牡丹は咲き誇っていました。

 
人にもこういう瞬間ってあるよなーと、生活感丸出しのブサ状態の平山りえは、しばらくトイレで放心していました。

 
 
それが「喝采」のイメージにつながりました。

 
IMG_5878

 
ブサ状態の私も咲き誇る瞬間があります。
個展は当にそうです。
祝福と称賛に包まれ、私も今までの作品を自信をもって公開しています。

 
1のステージの喝采は、称賛と、それを取り巻く日常のいろいろな物事です。
本当は、本物以上にはなれないので、花キャンドルを作るのも好きではありませんが、あるテーマを表現するための一部のツールとしては非常に有効だと思うので、あえていつもチャレンジしています。
 
明日は、2のステージの喝采について書いてみますー。