作家として思うこと

キャンドル作家として、講師として、一人の人間として考えたことや日常のことを書きます。

リアルよりリアルに伝える力

今日は、東京レッスンの日。

 

個展作品ができてないにも関わらず、前からチケット取ってたのでジョン-ノイマイヤー演出のバレエを観に行きました。

 

回転木馬です。

 

ジュリーがリリオムの死を嘆く場面でのバレエならではの感情表現や、ジュリーとリリオムのステップが演出として逆方向の調にしてあり、これも考えられてるなーと。

 

 

image

余談ですが、よく男性で

「ミュージカルって急に歌い出すのが理解できない。普通に考えて変でしょ」

って当然のようにいう人います。

 

そんなこと言ったら、バレエもオペラも歌舞伎も何もかも変。。。

 

「女の人はそういうの好きだよねー」

とか女でまとめようとしてきたときにゃぁ、薄っぺらい男じゃのー、と思います。

 

 

それはさておき、開演まで時間があったので、目の前の西洋美術館にも行きました。

 

image

カラバッジョさん。

 

1500年代の宗教画や大衆画が盛んなころ。

 

宗教画の解説本も持ってるのですが読んでいないので、この手の絵画は苦手でした。

 

しかし∑(゚Д゚)カラバッジョさんのは面白かったです。

 

 

触覚の表現をしようとした人だそうで、表情がリアルより伝わるから引き込まれる感じなのです。

 

 

この「リアルより伝わる」というのは、先述のバレエやミュージカルもそうですし、もっと広げて言えば、私たち手仕事の作家もそうです。

 

それがアートだと私は思っています。

 

私がお菓子キャンドルを自分の作品としては作らないのは、リアル以下でしか存在できないからです。

 

 

…なんて偉そうなこと言ってますが、個展作品ができなくて泣きそうです。

 

今からまた作ります( ;´Д`)

 

カラバッジョの図録は、神島アトリエカフェに置きますよー☆

 

 

続きを読む リアルよりリアルに伝える力

好きな靴で進もう

IMG_034

昨日、個展DM用の作品をギャラリーに持っていきました。
 
今回は地元での個展で、しかもギャラリーくわみつなので私の力も入ります。
こちらは、経歴のない私を作家として初めて迎え入れてくださったギャラリーです。
 
 
ギャラリーとしては、20数年のキャリア。
古い酒蔵をリノベーションした建物で、1階は作家ものの器やオブジェが並んだショップで、2階がギャラリーです。
 
「時間貸しをしているわけではないので、誰でも個展ができるわけではない」「あそこで個展出来るならこの辺では大したもの」というのは後から聞いた話です。
 
rk-014

 

それまでの私は、自宅教室をしたり、尾道の雑貨店においてもらおうと何件も当時はベビーカーを押して歩き回りました。
10件くらいあたって、すべて断られました(笑)

 

そんな中、手作りの青空市に出したら、大原美術館のお土産の企画の声がかかり、WEBに載せていたキャンドルたちを見て、こちらのギャラリーのオーナーさんが声をかけてくださいました。

 

よくまぁ、オリジナル作品もまだ数点、展示会経験もなし、それまでアート活動をしていたわけでもない、空間も作ったことないペーペーに個展をさせようと思ってくれたなぁ・・・と不思議でなりません。

 
単にキャンドル作家といえども、手作り市で大人気の作家、雑貨屋さんやWEBショップで人気を得ている作家、お教室が大人気になる作家、いろいろいますが、私はファンシー路線ではなかったということだなぁと思います。
 
IMG_034
 
自分の靴に合わない道を歩くのは困難ですが、適した道に出会うと途端に足取りは軽くなります。
たとえ私が履いているのが一般的に歩きにくいとされるピンヒールだったとしてもです。ホテルなんかの固い床、私はスニーカーより断然ピンヒールが歩きやすいです。
 
きっとこれは、本人と靴と道、3者のマッチングが必要なんでしょうね。
 
それがそろったときをツキと呼ぶのかなぁと感じます。
でも何を選んだら運が開けるかわからないです。
 
だから、とにかく好きな靴を履いて道を歩くことだと思っています。
この前も書きましたが、自分が動くと必ず人と出会います。
人と出会って心が動いたら、面白いことの始まりです。
 
 

今日は、DMの件から話が広がってしまいました(笑)
 
 
まいっか。
 
…そう。O型の口癖。
 
まぁ、DMやら個展やらは、また今度書きますー。
 

作家として思うこと(「運」について)

前に進むために、
まず自分から動きます。

人が動くと、
人に出会います。

人に出会うと、
想いが生まれ、心が動きます。

心が動くと、
物事が動きはじめます。

 

DSC_8435

いつだって、
運は後からついてきます。

幸運は、
掴みに行くモノではなく、
おまじないで呼び寄せるものでもなく、

 

自分に克つ努力をし、
進む心に魅せられて
ついてくるのだと思うのです。

 

————————————

個展迫る深夜・・・。
そんなことをふと思う。
がんばります(`(エ)´)ノ

 

個展は、
3月19日~31日、11~18時
期間無休
大黒ギャラリーくわみつにて

「講師」「作家」と「資格」について考えたこと

ちょっと自分の考えをきちんとどこかに書いておきたいなーと思いまして。

 

以前のブログに私は、「プロとしてやっていくために資格は必要ない。」
と書いていましたし、生徒さんにもそのように話していました。
その先生がなぜ資格を始めたの?と戸惑われた生徒さんもおられました。

 

基本、今も考えは変わっていません。
そもそも私は4軒の趣味のお教室をかじり、最終的に独学でここまできました。
資格も持っていません。

 

講師のコースでいつも話しますが、努力できるかどうかです。
そして、出会い。
美的センスは必ず向上します。
色彩感覚も向上します。
(詳しい話はレッスンでw)

 

昔の生徒さんを見ても、周りの友人を見ても、自分が好きなものをやるブレない精神がある人が、努力し、成功しています。
資格がなくても。

 

なので、私は「いくつかのキャンドル作って民間の資格を持ってるというだけのキャンドルアーティスト」を増やすことが嫌でした。

 

P1014124 (2)

 

ですが、ある生徒さんが、
「売り込みに行ったら、キャンドル資格は持ってないの?と言われて、その後の対応で悔しい思いをした」
・・・と。

 

命削って教えた教え子を技術も知らないで馬鹿にするなんて、あーた、ほかの人連れてきて見せてよ(怒)
↑ 大げさではない。
・・・と生徒さんと憤慨しましたが。

 

他にも「資格は取れますか?」というお問い合わせ。
キャンドルの世界もそういうとこに来てるんだなーと。
 

それが転機でした。
ただ、「アーティスト資格」は発行しないぞ、と。

 

私の生徒さんが、「リリエルの資格を取得」とプロフィールに書いたときに、「あ、あそこの人の技術は確かだよね」という先生としての技術の証明のためです。

 

アーティストとは、芸術家のことです。
芸術家資格って・・・誰がどの立場で発行できるの?
偉大な芸術家は、自分では画家とは名乗らなかったそうです。
絵描きです。
アーティストとは、周りが技術を評価した結果の称号だと思っています。

 

アーティストの称号は出しませんが、私は自分のたどった道や方法や、ものづくりへの考え方をたくさんお話ししています。
そこから、その方が行動して、経験して、アーティストと言われるようになるのです。
リリエルのキャンドル教室からは、そんな生徒さんを輩出したいと思います。

 

キャンドル講師講座では、お茶の時間に、いろんな立場の私から見たキャンドル、アート、講師について雑談していますw
それとここにも、そういう話をちょこちょこ書いていこうと思います。

 

あと、岡山校だけでなくリリエルキャンドル東京アトリエも、よろしくお願いいたします☆

平山りえ